工事完了後 洋室 大きな変更点は無いものの、北東面に位置する部屋であることもあり、主には東面と北面の耐震補強工事と室内改装工事がメインとなる部屋で、床・天井と壁面も他室同様にリフォームしているが、サッシは既存のままとしています。 窓枠は無垢のタモ材を既存の枠と同じようなオイルステインで塗装して違和感がないようにしています。 LDK 広縁 外景色を取り込む大開口窓 広縁のサッシの交換に伴い、床も無垢のナラフローリングにやり替えています。サッシ幅を12尺ものから9尺ものに変更したため、新たに化粧の柱をサッシに合わせて建込んでいます。和室はリフォームしなかったので残す部材と新しい部材がうまく調和した空間となるよう配慮しました。広縁の壁は左官仕上げ、天井はクロス仕上げです。これからお庭にも手が加わると思うのでまた違った窓からの景色となるのでしょう。 洗面脱衣室、浴室、トイレ 外部 工事を振り返って 耐震補強工事から設備全般の取替えに外部サッシの取り替えに外構など、金額的にも工期的にも大規模なリフォームとなりました。リフォームと新築で異なるところは、リフォームには既存部分を「解体」しなければ始まらないということです。一部分もしくは大部分解体するかは場所ごとでその範囲が変わってきます。全てをスクラップ&ビルドとしてしまえば、作業的には楽なのかもしれませんが、建築現場で出た産業廃棄物は全部まとめて処理場でまとめてポイ、では済まず、分別項目が細分化されておりその人件費に加え、更には処分費がかかるため、何もない空間に新しい材料を持ち込み組み立てるだけの費用では済まないのです。 解体時に下見時では見えない部分の状態を初めて知ることができます。ここから現況に応じて見積もりの工事の方向性を微調整する判断をしていかなければなりません。取り替えるべきもの、残せるもの、そのまま使えるもの、手を加えなければ済まないもの、など物件によりその状態は千差万別です。当然予算のこともありますので、下見時で判断できない部分に関して、別途工事となることがあります。弊社のポリシーとして工事後に不具合が起きそうな場合、その箇所を単に見積もり外の部分だからといって見過ごすのではなく、お客様がこれから何年も使用するにあたって有益であることを前提とした提案をします。 施工実例 リフォームTOPへ戻る