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道路より35m奥にある約33坪の場所に2軒新築するという計画で、平屋建ては東に、2階建ては西側に計画し、2階の高さで平屋側の日当たりが悪くならないように配慮している。 間口に対して奥行が長い建物の場合、出入り口は建物の中心部分に計画すれば、屋内の廊下等のスペースは少なく済み、条件の良い南北側にに寝室などが配置できるため、2階建ての方は、コの字型の形状とし、より採光条件などの良い2階に主な居住スペースとなるLDKを計画してプライベート感を高めている。

隣地の状況から東に開けたコの字形状としているため、LDKは2階に計画している。開けた部分は掃出し窓として屋外のスチール製のバルコニーに出られるようになっている。キッチン等水回り製品はパナソニック社製品を採用。

玄関ポーチ部分を明るくするために、コの字の内側の部分は反射率の高い白い外壁材としている。

2階LDK部分のみ、化粧梁仕様としているため、天井も高い。

東棟が平屋建てなので、キッチンにはバルコニー側の掃出し窓から十分な採光や通風が望める。

デッキ材は奥側が鋼板で手前側がパンチングメタルになっており、ポーチ部分に光が透過するようにしている。このポーチ部分が暗くなってしまうことが理由でルーフバルコニー方式を採用しなかった。