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平屋建ての方は、プレカット方式を用いない、大工による手刻み方式としている。屋内の大部分が梁を化粧仕上げとしており、木目の美しさが際立つ。また、化粧梁仕上げの天井高は2.8mと高く、面積的に広さの小さいLDKも縦の広がりがあることで狭さを感じにくいようにしている。

玄関扉はLIXIL社製のエルムーブ。将来的に車いすの生活になったとしても、引戸の方が開閉しやすいため、住む人の年代を考慮して提案する。

6畳の和室、右側に1畳の押入れと仏間、床の間がある。純和風な和室というわけではなく、LDKの延長上にある、居間兼寝室的な使い勝手ができるような部屋として計画。

和室の入口とLDKと和室の仕切りは、和室の雰囲気に合わせて、シナ合板の框戸とした。

キッチンや水回りの設備（浴室、洗面台）や、床材、窓枠などの住宅建材は、パナソニックで統一している。

玄関・ポーチの仕上げはモルタル仕上げに那智石を散りばめられたもの。

建物北側に6畳＋収納の洋室を計画。北側は私道になっているので、十分採光がとれる。

なかなか捨てられないものが多いという話だったため、小屋裏収納は約9坪分（約30㎡）確保している。ほとんど使わないものは、しまいこんでおけるし、非常食などの備品も保管するのには十分な広さがある。

パナソニック社製のユニット階段はフックを引くだけで簡単に開閉できるため、利便性が高い。